2010-01-01から1年間の記事一覧

タイ映画:パート2(Tony Jaaのアクション映画)

「海外で話題を集めるタイ映画は、ホラー映画かアクション映画」と言われます。コメディは言葉遊び的な面白さが分からないと、幾らアジアでも万国共通と言う訳にいかないものです。が、ホラーや、アクション映画だったら、言葉はいらない。でもメガヒットには…

タイ映画:パート1

タイ映画:パート1タイ映画、と言えば、多分、多くの人々は、トニー·ジャー(Tony Jaa)のアクション映画を、真っ先に思い浮かべるのではありませんか。ホラー映画かも知れない。ニューハーフの映画かな?タイの国の、象徴的な象の存在、米の産地、仏教の国…

『GONIN』(1995年)

最近は、DVDの普及が目まぐるしいけど、1995年と言えば、まだ、VHSビデオの時代で、日本映画のこちらでの放映も限られているから、邦画を観る機会は、極端に少なかったと記憶しますが、如何なものでしょうか?私はこの期間を“眠った時間”と呼んでいとお…

『ラスト、コーション』(2007年)

最終的に“台湾映画”として、オスカーに出品されましたが、“台湾映画”とするには、映画に関わる台湾人の割合が十分ではない、と言う事で、オスカー側が却下した作品です。言語は中国語、プロデュサーはアメリカ、制作会社は、中国、台湾、アメリカ。俳優は、…

中国映画:パート7

近代化、都会化が進むと、その反対のベクトルが動き出すようで、最近の映画に、内蒙古や、チベット、あるいは少数民族を題材に選んだ映画が出始めました。章家瑞(Zhang Jiarui)の『When Ruoma Was Seventeen』(2002)は、雲南省のハニ族の女の子が、都会から…

中国映画:パート6

陸川(Lu Chuan)は、今、『南京!南京!』(2009)で中国本土だけではなく、国外でも話題になっている監督です。『City of Life and Death』としてDVDがリシースされるようですが、北米では公開上映はされていないようです。すでに香港で上映中、韓国、台湾、イ…

中国映画:パート5

激動の30年。先日見た、やはり“6th Generation”の女監督寧瀛(Ning Ying)の作品『On the Beat』(1995,中国題名:『民警故事』)の中で、「80年代は、結婚してない男女が一緒に暮らしていたら、逮捕されたのに」なんて台詞がありますが、中国の近代化も、…

中国映画:パート4

張 元(Zhang Yuan)監督は、名声高い北京電影學院を卒業しながら、“6th”の監督の多くが選んだ“インディペンデェント映画(aka“ Indy Films”)の道を選択しました。作風、スタイルも“ドキュメンタリー”で、フィクションとドキュメンタリーが混じり合う、境界線…

中国映画:パート3(2000年代)

何人かの“6th Generation”を紹介します。と、言いましても、よほどの映画好きじゃないと、中国人でも観た事がない作品が多いのですが、北米では観られますし、知らないと損と思うくらい、面白い映画が多いのでちょっと我慢して付き合ってください。多分、一…