2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『人のセックスを笑うな』(2008、日本)&『慶祝!私達の愛』(aka『Viva! Love』2008、韓国)

「ラブストーリーを紹介しないのか?」と先日言われました。かねがね「路線が違う」などと、韓国ドラマファンの方々にも言われていたので、お待ちかねのラブストーリーをご紹介しましょう。今回の2作の共通点は、ラブストーリーである事と、年齢差が20歳…

香港映画:パート3

家族で見ても文句無く楽しめるのは、ステェファン·チャウ(aka チャウ·シンチー、 周星馳 )脚本、監督、主演『Shaolin Soccer』(2001)と『Kung Fu Hustle』(2004)です。ドタバタ振りで笑ってしまうため、結構凄い事になっていても、笑い転げてしまいます。…

香港映画:パート2

1990年代後半から、2000年代、活躍の目立った監督と言えば、ジョニー·トー(Johnnie To、と英語で記しておきます、捜し易いように)監督、アンドリュー·ラウ(Andrew Lau)監督、そして、コメディアン周星馳(Stephen Chow) 監督ではないかと思います…

香港映画 パート1

現在、繁栄期を過ぎた“post-boom”期にいるのが、香港映画です。1990年代半ばには、すでに鑑賞券の売れ行きは、がた落ち、それに伴う収益は半分まで下がったと言われます。香港の中国政府への返還での市場拡大という思惑は外れ、映画製作数も1900年代…

『盲山』/『 ブラインド マウンテン』(2007)

台湾生まれで日本在住の黄 文雄(コウ・ブンユウ,日本語読み)の「中国人の本性」や、上海生まれの中国人、やはり日本在住の莫 邦富(モー·バンフ)の「蛇頭/スネークヘッド」などの読物、あるいは、今まで新聞で読んだり、ニュースで見た事柄が、実際に起こ…

『スキヤキ⋅ウェスタンジャンゴ』(2007年)

三池崇史監督は、“ショッキング”そして“残虐”がぴったりな監督です。『オーデション』(1991)、『殺し屋1』(2001) などは、もうすごい。香港映画の機関銃をぶっかますバイオレンスとも違って、残酷で冷血なバイオレンス。それだけじゃない、変態性も煌めいて…

韓国映画:パート3

韓国映画の“ニューウェーブ”は、1967年に“スクリーンクオータ制”と言う制度が設けられたために、こぎつけることができた“ウェーブ”でもあると思います。この制度は「一年に最低何日、国内の劇場で国産映画を上映して、自国の映画市場を確保する規制」の…

韓国映画:パート2

韓国映画 パート2 パク⋅チャヌクはこの後、俗に“復讐—三部作”と言われる『Sympathy for Mr. Vengeance』(2002)、『Old Boy』(2003)そして“『Lady Vengeance』(2005)が続き、すべてヒット作品でした。 2001年には、パーッと明るい映画が登場します。『M…

韓国映画:パート1     

韓国での“ニューウェーブ”は、まず今までの政府コントロールの映画製作から民間企業の援助により国産映画が製作されるようになった時が、始まりの時、ではないかと思います。ついこの間のようにさえ思えますが、時は1992年、スポンサーはサムソン(三星)…

「冬のソナタからの」        バンクーバ—新報 2009年 1月8日

日本での韓流(はんりゅう)ブームは、2003年のNHKBS放送の『冬のソナタ』で社会現象になりました。でも、私達が住む北米では、西海岸,特にサンフランシスコ周辺などではブームはすでに起きていて、『冬のソナタ』を一足お先に楽しんだ方々は多かったは…